モタードてなに?
記念すべき第1回では「そもそもモタード(スーパーモト)とはなんぞや?」について書いていこうと思います。ラーメンの画像をあげながら「モタード」と言ってる人も時々居て、「モタードてなに?」と言った疑問を呈してる方も多いと思います。
これは最近食べた近所のラーメン。店の名前知りたい人は僕に直接聞いてくれたら教えます
1.モタードとは
簡単に言うとオンロードタイヤを履いたオフロードバイクの事です。オンもオフも走れる万能選手です。
サスペンションもオンロード寄りなっていたり、大きいブレーキが付いてて制動力や放熱性を確保しているものもあります。
ホイールは主に17インチが使われ、幅広いタイヤチョイスが可能です。
2.モタードの歴史
2-1.はじまり
1979年に「モトクロスとロードレース、ダートトラックのライダーで結局1番速いの誰なん?」といった総合格闘技的な発想からアメリカのABC(American Broadcasting Company)テレビでスーパーバイカーズという企画が始まり、ターマック:ダート=8:2くらいのコースでモトクロッサーにオンロードタイヤを履かせたものが用いられました。これが現在のモタード車両の原点です。
アメリカでは何故か廃れたもののヨーロッパに伝わり、スーパーモタードと呼ばれるようになり現在に至ります。
2-2. 日本における歴史
ABCテレビの企画が1980年代に海を越え日本に伝わり、小規模ながらも草レース等が行われるようになりました。当時はターミネーターといった呼称もあったそうです。
そして1993年、鈴鹿サーキットにおいて「鈴鹿スーパーバイカーズ」といった本格的なレースが開催されました。当時のモトクロス、ロードレースのトップライダーが多く参戦し日本のモタードレースの原点となりました。
そして、オーバーオール、2003年にMOTO1が行われ、現在のスーパーモト選手権に至ります。
参考:Wikipedia(https://ja.m.wikipedia.org/wiki/スーパーモタード)
2-3.市販車化
レースで格好いいバイクが走ってると、同じ形したものが自分も欲しくなってしまうのがバイク乗りの性です。
そこでカワサキが公道走行可能なオフロードバイクであるKLX250をベースに1998年にDトラッカーを発売しました。
Dトラッカー
これを皮切りに他の国内メーカーもそれぞれモタード車両を販売し始めました。
XR230モタード(ホンダ)
WR250X(ヤマハ)
DRZ400SM(スズキ)
3.モタードの良い所
1〜2ではモタードの概要と歴史について記述してきました。この項ではモタードの良いところについて書こうと思います。
・軽い
現行250ccのフルカウルバイクが160kg程度であるのに対し、市販の250モタードは130kg程と約30kg軽いです。トルクフルな単気筒エンジンと軽い車体の組み合わせは週末のワインディングやサーキットライディングを非常に楽しくさせてくれます。
また、取り回しも非常に軽く女性ユーザーにもオススメです。
・壊れない
オートバイでスポーツ走行をする上で切り離せないのが転倒による修理費です。普通のオンロードバイクで1度転倒すると数万の修理費がかかりますよね。
しかし、頑丈なオフロードバイクをベースしたモタードではハンドガードさえ付けていれば多少のスリップダウン等では滅多に車体が壊れることはありません。これは練習を続けていく上で非常に重要です。
・オンもオフも楽しめる
オフロードバイクをベースにしたという性質上、フラット林道を走るツーリングや普通のツーリングまで一台で幅広くこなせます。
・道の駅でマウントおじさんに絡まれにくい
オフロード/モタードはジャンルが特殊なので排気量マウント取られにくいです(個人的見解)
今回は以上です。次回はサーキットデビューについて書こうとおもいます。